ドリームビアって高い?実際に利用してみての感想

ビールサーバー
出典:マンマパパ

ビール好きには一度は気になる宅配のビールサーバー。でも高いイメージがあってなかなか手が出ませんよね。特に地ビールが売りのドリームビアは高いかなと思うかもしれません。ここでは実際に使ってみた感想を損得抜きでお伝えします。

私もいつも欲しいなあと思いながらも高くて手が出せないので、老後の楽しみと思っていたところ、ひょんなことから契約したのがドリームビアでした。今では休日の至福のひとときとしてビールサーバーは欠かせなくなりました。



ドリームビアって何?

自宅にいながら全国の地ビール(クラフトビール)を楽しめる本格ビールサーバーです。2021年5月にリリースし、現在、60社で130銘柄以上の豊富な種類から選べます。

これだけ多くの種類が実現できたのは、ドリームビアが全国のブルワリーと自宅とをダイレクトにつなぐことで、ブルワリー側と私たちビール好きの消費者側にとって、どちらもWin&Winの関係だったからに他ありません。

多くの種類があることで、ビール好きな人はもちろん、ビールが苦手な人でも必ず自分の好みのビールが見つけることができます。

「家で本格的な生ビールを飲みたい!」という方には是非おすすめしたいビールサーバーがドリームビアです。


ビールの種類

130種類のビールを選ぶのが正直大変です。まずは自分がどのタイミングで飲むかなどをイメージしてそこで好きなビールを見つけていますことで。ちなみに私は、普段食事と一緒に飲むときはラガー系(本音は第三のビール)ですが、特別の時や週末のご褒美にはゴクゴク飲むビールよりもゆっくり味わうビールとしてIPAやペールエールを好んで飲みます。

ビアスタイル 特徴 銘柄一例
IPA India Pale Aleの略でペールエールの一種。ホップを大量に使用し「香り」と「苦味」味わう。 Y.MARKET BREWINGヒステリックIPA
ペールエール モルトの濃くとホップの香りが程よく華やかに感じられるビール。IPAより苦みが控えめ。 那須高原ビールイングリッシュエール
ラガー系 のどごしが良く、キレのある苦みと爽快感、マイルドな飲み口。世界中で飲まれている。 沼津クラフトクリームラガー
ピルスナー 黄金色で白い泡が特徴。すっきりしていてシャープな味わい。世界中で飲まれている。 丹後王国ブルワリーマイスター
白ビール系 大麦と小麦を多く使っている。泡立ちが良く飲み口が軽い。苦みが控えめで優しい甘みと酸味がある。 ナギサビール アメリカンウィート
黒ビール系 高温で焙煎した麦芽を使用し、深いコクと豊かな風味を感じられる。炭酸が弱め。 道後ビール スタウト
フルーツ系 ビールの苦みがなくフルーティーな味わいのビール。滑らかな口当たりと爽やかで甘みがある。ビールというより、サワーに近い。度数も低め。 みちのく福島路ビール 桃のラガー

他にも日本酒のビールなど多種多様なビールがあります。

ビールは全て1.5ℓのペットボトルに入っており、値段は1本あたり一番安価で3,300円、一番高いと5,380円と幅広いですが、多くは3,500円~4,000円が中心と、通常飲むビールよりも高めになっています。

定期購入では2つのプランがある

欲しい時にだけ1本ずつ購入するという方法もありますが、1本あたり単価を安く購入したい場合は、定期購入という方法があります。

定期購入には2つのプランがありそれぞれ特徴があります。ひとつは特定の銘柄にこだわらず、色々な種類のビールを飲みたい場合のおまかせパック。もう一つは飲みたい銘柄が決まっていて、いつも同じ組み合わせで飲みたい場合のセレクトパックです。

ちなみにおまかせパックは1本あたり3,080円の定額制でセレクトパックは1本あたり一般価格から220円値引きとなります。

おまかせパックは、価格は低く抑えられますが、その時々に飲みたいビールが来ないというデメリットがあります。一応ある程度ビアスタイルを絞れますので、苦手なビアスタイルを外すことができます。また、セレクトパックはビールにいつも自分の好みになってしまうため、新しい出会えません。

それから、ひとつ注意点としては、ビール料金以外にビールサーバー代が月々3,300円と配送料1回につき990円かかります。ただし、それ以外の付属品(炭酸ガスと注入ストロー)は実質無償です。


 

利用してみての感想

始めにお伝えしましたが、これが欲しくて始めたというよりもその場の勢いであったことは否めません。ボーナスもでて少し気持ちが大きくなっていたことはあります。

良かったところ

いわゆるビールサーバーはお金に余裕のある年配者が購入しているイメージがありますが、実際には若者からの指示も多く、幅広い年代に愛されています。

私も子供が3人いて一番お金がかかる時期のため決して裕福とはいえませんが、休日のささやかな楽しみがひとつ増えました。また妻とのコミュニケーションが増えたことも事実です。

他にも旅行へ行かなくても、その地域の地ビールを飲むことで旅行気分を味わうことができます。ドリームビアの無料アプリを取得すると契約しているブルワリーの情報が載っており、作られているクラフトビールの特徴や作り手の思いも知ることが出来ます。

これとは別に、宅飲みの場合は外で飲むよりも気兼ねなく安く飲めることがメリットですが、時間が無制限なこともあり、以前は最終的な目的が酔うことになっていたことで、アルコール量も増えていたことも事実です。ただこのドリームビアを頼んでからは、目的が酔うことからビールを味わうことに代わり、結果的にアルコール量が減ったことは本当に良かったところです。

残念なところ

一番は1本あたりの単価が高いことです。1.5ℓで3000円~ですので、100mlに換算すると200円です。通常のその地域で売られている地ビールの場合だと平均が100ml当たり100円~150円が一般的ですので、通常より高めの設定になっています。

また、配送するたびに990円の送料がかかるところもマイナスな点です。そのため私は月に1回3本注文(おまかせパック)を頼んでいます。ちなみに月1回の場合、3本か4本の注文となりますのでご注意ください。

他にはビールサーバーの設置にスペースを使うこと、またファンの音がうるさいという点も残念なところです。

おすすめ

飲み方としては、平日の食事と一緒に飲むときよりも、休日の午後、特に外出しないときにゆったりとした時間で飲むことをおすすめします。

おすすめのグラスは200mlサイズのウイスキーグラスワイングラスです。クラフトビールの楽しみ方のひとつが香りを味わうことですので、ウイスキーやワインのように香りを楽しむ2種類のウイスキーグラスワインブラスがおすすめします。両方ともに口径がすぼまっているため香りを溜め込め、ホップの香りやコクを味わうことができます。

出典:マンマパパ ウイスキーグラス

出典:マンマパパ ワイングラス

ビールと言えばゴクゴク飲めるビールジョッキをイメージするかと思いますが、味わうには少量でも純粋にビールのコクや香りを感じることが出来ます。たまに試飲でビールを飲んだときにとても美味しいと感じた経験はないですか。買い物中で喉が渇いているから美味しいと感じていることも事実ですが、純粋にビールを味わえているとも取れます。

もちろんビールにはキレやのど越しも魅力のひとつですので、実際にはどのような気分でビールを飲むかによってグラスを考えることも楽しみのひとつです。



まとめ

決して安くはないビールサーバー。ビール自体の単価も高く輸送費もかかる。実際には、スーパーで売っているビールの方が断然安くすみます。

ただ、ゆったりとした時間に心のゆとり感じることが出来るのはビールサーバーの特にドリームビアの良さかと思います。

アルコールを飲む人の多くは、日ごろの疲れをとり仕事のことも忘れ、日常から解放されます。そのため目的が酔うことに目がいってしまい、いつでもどこでも飲める宅飲みは時間に限りがなく大量飲めることで、アルコール中毒になっている人も増えています。

目的を酔うことから味わうことにシフトすることで、長く健康でアルコールを楽しむひとつの手段として、ドリームビアを利用してみてはいかがでしょうか。

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