「無印良品キャンプ場ってすごく良いて聞いたけど」「無印良品へ買い物へ行くと無印良品キャンプ場のパンフレットが置いてあって気になるよね」と最近何かと話題となっているキャンプ場。
このキャンプ場の良さは手ぶらでも行けるレンタルの豊富さで初心者にも入りやすく、また1日飽きることがないプログラムが充実しているのでとてもリピーターが多いです(確たる私もその一人ですが)。
特に毎年趣向を凝らした季節ごとのイベントは子供も大人も楽しめ、誰でも参加でき、しかも無料のイベントと家族持ちには大変助かる。
また次も行きたくなるそんなキャンプ場です。今回はその中でカンパーニャ嬬恋キャンプ場を紹介します。
Amazonの「アウトドアの人気100選 」
無印キャンプ場のここが良いポイント
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無印良品キャンプ場ってなに
無印良品が運営するキャンプ場は、新潟県中魚沼郡にある「津南キャンプ場」と岐阜県高山市にある「南乗鞍キャンプ場」、そして紹介する群馬県吾妻郡嬬恋村にある「カンパーニャ嬬恋キャンプ場」の3か所があります。
どのキャンプ場も自然豊かな山の上の高原にあるため気温が平地より5~10℃以上も低く、夏は特に涼しいので避暑地としては最高のキャンプ場です。
また川の近くと違いアブや蚊といった害虫がいませんので虫よけも必要ありません。
都心からは離れていて3か所とも高速道路のインターから1時間以上の距離でもあるため不便ではありますが、その分到着したときは今の生活を完全に忘れさせてくれます。
無印良品キャンプ場はそのままの自然をそのまま楽しみその中で大切なことに出会う場所をコンセプトとしています。
そのため、地域の人たちと一緒になって自然を教えてくれるアウトドア教室は子供達だけではなく大人も一緒になって楽しむことができます。もちろん一人のんびり過ごしたい人(私はそのタイプですが)はゆったり静かに本を読むこともできます。
そして無印良品のカラーとするシンプルイズベストがそこら中に感じられる作りとなっていますので、初心者でも気負わずに行けるところが良いですね。
ちなみに私も初めてキャンプに訪れたキャンプ場がこのカンパーニャ嬬恋キャンプ場で、そのままリピーターになっています。
無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ場とは
浅間山と四阿山、草津白根山の三方に囲まれ標高1300mに位置し、目の前にバラギ湖が広がります。気温も平地よりずいぶん低く群馬の北海道とまで言われています。
また、3つのキャンプ場の中では都心からのアクセスが良く、東京近郊からのキャンパーが多く集まってきます。
近くには軽井沢や草津といった有名な観光名所があるため、行きや帰り、またキャンプ中でも立ち寄ることができ、キャンプだけではなく温泉やショッピングが楽しめます。
嬬恋と言えばキャベツが有名です。
行く途中であちこちで売られおり、私もいきがけにキャベツを買っていきキャンプの夕食メニューに使います。他にも新鮮な野菜を農家さんが畑の片隅で売っていますので、事前に準備しなくても地元の野菜が調達できるのはうれしい限りです。
また、他のキャンプ場にはあまり見られない様々なイベントや初心者でも入りやすいアウトドア教室がたくさんありますので、行くたびに新しい体験をさせてくれます。そのおかげでリピーターが非常に多く、1週間くらい連泊しているリピーターさんもおります。
私のファミリーキャンプ歴は現在12年。それまでは行ってみたいけれどテントの張り方はわからないし、火の起こし方なんてさっぱり。また妻は大の虫嫌い。そんな私たちがファミリーキャンプに目覚めたきっかけとなったのが、この無印良品キャンプ場です。以来、年に数回はここのキャンプ場を訪れ、今では私たちの別荘のような感覚になっています。
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無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ場のここがすごい
キャンプサイトが豊富で1区画が広い
キャンプサイトが約25万平方メートルの広さの中に200区画のサイトがあり、ひとつひとつの区画のスペースが広くプライベート空間も保たれていますので、隣を気にせずにキャンプを楽しむことができます。
サイトマップの詳細はこちら
大きく分けると森林エリアと草原エリアに分かれており、森林エリアは68区画、草原エリアは142区画と草原エリアの方が多いです。また、ペット可能エリアでは森林エリアが31区画、草原エリアは37区画と充実しています。その他にもドッグランキャンプサイトやグループキャンプサイト(2020年7月稼働)などの独自の区画を設けています。
カンパーニャ嬬恋キャンプ場スタッフからのキャンプ場便りでグループキャンプサイトを紹介しています。詳しくはこちら
他にも家具の家1棟や無印良品の小屋4棟と、個性豊かな家も宿泊することができます。
森林エリアでは松の木が多いので、雨や風の影響は差ほど受けません。草原エリアよりも隣との区画が開いているため、プライベート空間が保ちやすく、ゴールデンウイークや夏休みなど混んでいる時期でも比較的静かなことがメリットです。
ただ、花粉のの季節では松の花粉が舞うので注意が必要で、また草原エリアよりは約30坪と少し小さいため(それでも他のキャンプ場よりは広いですが)定員は子供も含め4名までとなっています。
草原エリアの特徴は目の前にあるバラキ湖360度遠くの山々が広がる抜群の開放感。また森林エリアよりも区画が約55坪と広く、また木々もないため虫も少なく、もともと高原のため蚊もいません。
ただし、雨や風をしのぐところはありませんので、時期よってはもろに風当たりが強く、タープなどの調整が必要なところはマイナスですが、比較的バラキ湖の近くは風が弱いので、初心者の方にはバラキ湖付近のサイトをおすすめします。
草原エリアのなかで人気サイトは草原側です。草原側は片面が草原の為、囲まれることはなくまたすぐに草原へ行けるので人気のサイトです。
ただし、今後は新しくグループキャンプサイトがオープンしたので変わるかもしれませんが。
人気サイトのデメリットはよく人が立ち入る関係で、草があまり生えておらずハゲハゲの状態です。そのため、雨が降ると泥だらけになりますので注意が必要です。
センターハウスがきれいで品数が充実
センターハウスに入ると無印良品の店内で良く流れているケルト音楽がBGMとして流れており、ワクワクとリラックスそしてどこか異国に来たような錯覚にさせられます。特にチェックインとしてセンターハウスに入るとその感動はひとしおです。
もちろん品数は豊富で、一通りの食料品(アルコールも)や生活用品も無印良品として売っていますので、安心して購入できます。
当然キャンプ用品も売っていますので、急に壊れた時でも大丈夫です。また、炭や薪はリーズナブルに購入できますので、前もってホームセンターで買っていなくても大丈夫です。
ちなみに、私はここで初めてよなよなエールと水曜日のネコにインドの青鬼の3種類の地ビールを飲んで感動しました。今では普通にスーパーで売っていますが、この当時はまだここの近辺しか売られていませんでした。
レンタル用品が充実
テントやタープ、ランタン、キッチン用品などキャンプに必要なものは全てそろっているので手ぶらでのキャンプも可能です。またスノーピークやコールマンなど一流のキャンプメーカーがレンタルできますので安心して利用できます。
特に初めてキャンプをされる方は必要なキャンプ用品がセットになったベーシックセットが1日13200円(税込み)で借りれますので、初めての方で何を準備して良いかわからない場合はおすすめです。
私の場合は、椅子やキャンピングベット、秋のキャンプの場合はシュラフなどは良く借ります。シュラフはダウンのタイプが家族分持っていないので、必要人数分借りることにしています。
レンタルは当日借りれない場合もあるので、キャンプサイトに予約したときに事前に申し込むことをおすすめします。
車に乗せるときにかさばるものや、高価で普段あまり使わないものはレンタルしています
テントだけは欲しいなあと思っているパパさんには、私がおすすめのテントを紹介します。
サニタリー棟がきれい
サニタリー棟はログハウス調の建物で全部で6棟あり、スペースも十分ある調理台にバキューム方式の水洗トイレが設置されています。シンプルながらも清潔感あふれており、ここでも無印良品のコンセプトが随所に見受けられます。
アウトドア教室やイベント情報など最新な情報が掲示されていますので、センターハウスへ行かなくても知ることができます。
ここではキャンパーさんたちとの交流の場としてもよく利用されています。例えばバラキ湖や餌釣り専用池(後ほど説明)のニジマス釣果情報、アウトドア教室などの体験も聞けますので、ぜひ初めて来られた方は積極的に声をかけてみてください。リピーターの方が親切に教えてくれます。
サニタリー棟での私のおすすめは草原エリア側のサニタリー棟から見る景色です。まるで大きな絵画を見るようなそんな雰囲気にさせられます。一度体験してみてください。
ひとつだけ注意してほしいことは、普段使っている家庭用の洗剤や多量の油を流すのは自然を汚す原因になりますので、マナーとして守ってください。食器を洗う洗剤は自然由来が売っていますのでそれを使ってくださいね。
趣向を凝らしたアウトドア教室
「大自然を満喫したい」「アウトドアクッキングをしたい」と思っても初心者だとどうして良いかわかりませんよね。
そんな時にはこのアウトドア教室がおすすめです。ここでは目の前に広がるバラキ湖でのカヤックやフィッシング、自然を観察するバードウォッチングや水辺探索、スターウオッチングなど子供たちが一日中楽しめる教室が盛り沢山です。
もちろん大人も楽しめる森の手作りクッキングや地元の人たちが教えてくれるそば打ち体験や竹籠つくりなど30種類ほどの教室があります。
子供たちのおすすめは、水辺の探索やカメラ作り、ナチュラルリース作りです。実はどれも夏の自由研究に使えますので、親としては一石二鳥。うちの子供たちも夏来た時にはここで自由研究を終わらせてしまいます。
また大人のおすすめはクッキング系でダッチオーブンを使ってのローストチキン&リゾットと石窯で作るローストビーフ&ガーリックトーストです。
クッキング系はその後食べることができることと、量が想像以上に多くて、普通に夕食メニューのメインとしてできます。リピーターの方には夕食はすべてこの教室済ませる人もいます。ちなみに2019年夜の料理教室で№1が石窯で作るローストビーフ&ガーリックトーストでした。
アウトドア教室では親子での参加や1人だけで参加する人も多く、また初めて参加する方もとても多いですので、是非ともキャンプが初心者やカンパーニャが初めての方でも積極的に参加してみてください。
温泉が近い
カンパーニャ嬬恋キャンプ場自体にはシャワー棟はないのですが、徒歩8分程度に嬬恋バラギ温泉湖畔の湯があります。内湯だけにはなりますが泉質もアルカリ性単純温泉でリューマチ、冷え性、神経痛、疲労回復、慢性消化器病などの効能があります。
何より一日アウトドアで満喫して興奮した状態の後は温泉につかりながらゆったりと疲れもとれてしまいます。
この温泉があるおかげで、連泊する家族連れは多く、私も3泊はしてしまいます。料金も町営の為、大人500円に子供(小学生まで)300円とリーズナブル。
お風呂の後は軽く食事もでき一休みすることもできますので、キャンプをしながら温泉に毎日入れるなんてとても幸せな気分ですよ。
満点の星空
キャンプのもう一つの楽しみは、普段見ることがなかなかできない星空ではないでしょうか。カンパーニャ嬬恋キャンプ場は大きな天の川にあふれんばかりの星空と数えきれないほどの流れ星が観察できます。
特に気温が低く天候も安定してる4月~梅雨入り前と9月末~11月初めは星空を観察する上で非常に良いです。もちろん、それ以外でもきれいですので、草原を寝ころびながら、春・夏・秋とそれぞれの季節の星空を観察してみてはどうでしょうか。
私がキャンプを始めたきっかけとなったのは、子供たちに「天の川を見せたい」「流れ星を見せたい」という思いからです。
私自身、昔富士山を登った時の満点な星空にすごく感動したことがあり、是非同じ感動を子供たちと分かち合いたく探し求めたキャンプ場がここでした。
イベントが楽しい
イベントは年中行っているアウトドア教室とは違い、その季節でしか体験できないイベントやその年ならではのイベントがあり、行くたびに新しい体験をさせてくれるのがこのイベントの楽しさです。
季節ごとでいうと、家族体験プログラムの朝どりキャベツ収穫や新鮮夏野菜収穫がおすすめで、手軽でみんな楽しめ野菜のお土産付きと良いこと尽くしです。
キャンプ場から車で30分程度の場所に広大な畑がありそこで収穫します。家族体験ですので1人では参加できませんのでご注意を。
他にもその年だけのイベントがあり、これはその時によって違うため同じ体験はできませんが、逆にそれに巡りあった時のプレミアム感はひとしおです。
私たち家族が様々なイベントを体験させてくれた中で、今でも印象に残ったイベントが上の写真です。2016年と少し古いですが、ゴールデンウイーク中のイベントでこのときはウクレレ教室でした。
教えてもらったのはきらきら星でしたが、広大な草原の匂いと風の音のなかにウクレレの奏でるきらきら星は今でも懐かしい思い出です。
この様々なイベントのおかげで行く度に新しい体験をさせてもらえますので、私も何度もカンパーニャ嬬恋キャンプ場へ足を運んでしまいます。
他にも・・・
バラキ湖ではカヌーやルアー・フライフィッシングでニジマス釣り。湖畔をマウンテンバイクで周回するサイクリング。子供たちだけではなく大人も一緒になって好きなことを思う存分楽しめます。
また広い草原では、バドミントンやキャッチボール、凧揚げなどみんな思い思いの遊びを楽しんでいます。
釣りが初めての方やファミリーには餌釣り専用池があり、そこでは1人1000円で1時間5匹まで釣ることが出来ます。もちろん釣りに必要な道具一式、竿や餌(人工イクラ)なども追加料金なしで貸してもらえます。
大きさ的にはバラキ湖よりも一回りは小さいですが、釣った魚はそのまま持ち帰って焼いて食べることもできます。おすすめの時間帯は午前中であまり混んでいませんし、昼ごはんにもなります。
まとめ
無印良品キャンプ場のコンセプトは大切なことに出会う場所です。コンセプトの趣旨としてホームページから「無地良品キャンプ場とは」を引用します。
無印良品キャンプ場が誕生したのは、1995年のこと。
そのときから変わらないのは、「そのままの自然を、そのまま楽しむ」という思い。新潟県・津南、岐阜県・南乗鞍、群馬県・カンパーニャ嬬恋の3つのキャンプ場は、それまでにあったその土地の豊かな自然を守りながらしっかりと今に伝え、
訪れる人が快適かつ安全にアウトドアを楽しむことができる場所として存在しています。(中略)
私たちが提供したいのは、”自然を楽しむ”ことだけではありません。
最も大切にしたいのは、誰かとともに過ごす、特別な時間。
アウトドアを通して家族と一緒になって笑い、仲間と一緒になって感動する、このような特別な時間こそが、私たち無印良品キャンプ場が提供するものと捉えています。
無印良品キャンプ場は、豊かな自然に触れながら、ほんとうに大切なことに気づかせてくれる場所でありたいと考えています。引用:「無印良品キャンプ場とは」より引用
最近では人との接点を嫌い、人間関係で疲れを癒すためにキャンプをしているソロキャンパーも多いかと思います。しかし、無印良品が考えるキャンプは人と人との出会いを大切にし、家族や仲間と一緒に良い時間を過ごすことがとても大事にします。
最後に今回紹介しました無印良品キャンプ場HPはこちらになります。
ぜひ一度訪れていただき、大切な時間を有意義に過ごしてください。そしたら必ずまた行きたくなるはずです。
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それではまた!
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