南海トラフ巨大地震が騒がれている昨今。防災意識が高まっていますが、どれだけ準備すればよいか悩むところです。またあれもこれも買っても他に使い道がなく宝の持ち腐れになってしまっても仕方ありません。
そこでせっかく購入するのであれば防災としてだけではなく、他の使い道としてキャンプにチャレンジしてみてもよいと思いますよ。実際にキャンプをすれば使い方も習得できますし。ここでは、必要な防災グッツにも使えるキャンプ用品をリスト化して紹介していきます。
Amazonの「アウトドアの人気100選 」
災害時必要なキャンプ用品
キャンプ用品って高いものが多くてどれを買えばよいかわからないと思いますが、全てそろえるのではなく徐々にそろえていくことが重要です。
災害時初めからあると便利キャンプ用品
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初めからあると便利なキャンプ用品としては、一番は収納スペースにかさばらないものです。普通は外の物置か押し入れにしまっておきますが一般家庭ではそれほど収納スペースは確保されていないかと思います。私の家の場合も押し入れ半分はキャンプ用品で占領していますが、それでもキャンプ用品としては決して多くはありません。
そしてキャンプ用品は災害時として併用しますので、あまり取り出しにくいところに置いてしまっては元も子もありません。特に最近では台風や豪雨、地震で停電になってしまうと真っ暗闇となって探すのに苦労しますのですぐに取り出しやすい場所に置いて置くことも重要です。
私の家の場合ですが、東日本大震災時、数日間の停電と計画停電地域となり、かなり電気には苦労させられました。特に家はオール電化だったので、電気が止まると全てストップです。そんな時に重宝したのがLEDランプとクーラーボックスでした。
ということで、初めからあると便利なキャンプ用品はかさばらない点から紹介しています。
シュラフ
キャンプの場合は一般的に春から秋に行くことが多く、真冬キャンプはある程度経験者でないと行きませんが、防災ではいつ起こるかわからず、真冬を外で過ごすこともあるかもしれません。
そこでおすすめなのはダウン100%のマミー型シュラフです。値段は高めですが気温マイナス12度でも耐えられる構造ですので、万が一外で寝ることになっても平気です。またダウンは軽いですしきれいにたたまなくても専用の袋にそのまま突っ込んでもコンパクトに収納できるのはダウンの良さです。
- 使用サイズ:215cm x 80cm
- 収納サイズ:42cm x 19cm(専用圧縮収納袋)
- 重量:約1.36kg
- 材質:ダウン、ナイロン生地
エアマット
防災時は初め固い床や地面で寝ることも想定します。地面ならゴツゴツして寝ずらいです。通常キャンプでもテント内は銀マットやインナーシートを敷いてありますが、下からの冷気を防ぐ程度ですので、エアマットがあると快適に睡眠できます。
- 使用サイズ:約63×195×5(h)cm
- 重量:約1.8kg
- 材質:ポリエステル、ポリウレタンフォーム
LEDランタン
テント内や夕食の食事時テーブルの上として使います。LEDランタンのおすすめは断然ジェントスのLEDランタンです。他のLEDランタンとは比べ物にならないくらい明るく3色3段階のに変えられ、それが3000円台で購入できます。特に非常用としてはとても重宝されます。
最近でこそジェントスのLEDランタンは何種類も売り出され、キャンパーの中では普通に知られるようになりましたが、私が見つけた10年前は、まだ1種類しかなくそれも360ルーメンでした。それでもその当時としてはものすごく明るく、それが2000円台前半で買えたことで少しずつ人気が出るようになりました。
それが一気に有名となったきっかけが東日本大震災です。この時、計画停電も各地で行われたことでジェントス人気が一気に盛り上がり、その時Amazon で販売されていた値段が12000円と5倍以上の値をつけていました。私はこの時2台持っており、この時本当に役立ちました。
今では、キャンプ使用以外に非常用として合計4台あります。非常時にはとても重宝しますし、差ほど高くはありませんので是非ひとつ購入しても損はありません。
- 明るさ:白色/1000~120ルーメン、昼白色/850~90ルーメン、暖色/450~50ルーメン
- 実用点灯:白色(強/11時間、弱/95時間)、昼白色(強/15時間、弱/155時間)、暖色(強/25時間、弱/240時間)、キャンドル/220時間
クーラーボックス&保冷剤
クーラーボックスは真夏に停電が起こった時に、ひとまず最低限冷やしておかなくてはならない食料を保存します。おすすめは発泡スチロールのタイプです。発砲スチロールは軽く邪魔になりませんし、意外と保冷効果は抜群です。
通常のクーラーボックスは大きく、キャンプ使用以外に普段物置にしまっているとてもスペースをとって邪魔です。特におすすめは折りたためるタイプです。私の場合は普段、車に入れておいて、スーパーで買った冷凍食品を一時的に入れておくように使用しています。
- 軽量で折りたたみ式で持ち運びが簡単
- 丈夫で熱にも強いEPP(発砲ポリプロピレン)の素材
- 使用時:600*406*257mm /断熱材厚み:約2cm / 容量:60L / 重さ:約1kg
- 総重量:(約)600g
- サイズ:(約)19.5×13.7×2.8cm
- 表面温度-16℃。
- 保冷能力8倍。(一般保冷剤に比べ)
- 魚も凍る、ロゴスの強力保冷剤。氷点下パックシリーズ。
- 通常の保冷剤と併用するだけで長く保冷できます。
ツインバーナー(カセットコンロ)
家庭用のカセットコンロで良いと思う人もいるかもしれませんが、通常のカセットコンロは屋内用として作られており、雨や風に弱く、結果として使えない場合も多くあります。そこでキャンプ用として屋外使用に特化したツインバーナーかカセットコンロになります。
おすすめはカセットボンベ式のツインバーナーで、メーカーとしてはユニフレームかSOTOです。初心者でも扱いやすく安心ですが、安いカセットボンベだと火力が弱くすぐに空になるので、できればメーカーのカセットボンベ、特にアウトドアメーカーをおすすめします。
- MAX3900kcal/hのハイパワーバーナー
- 重さ約3.9kg
- パワーを持続させる銅製ブースター
- MAX3300kcal/hのパワーバーナー
- 重さ約5.1kg
- リーズナブルで経済的
冬に鍋とか普段でも使いたいという方には、屋外でも使用可能なイワタニのカセットコンロタフまるをおすすめします。
- MAX3300kcal/hのパワーバーナー
- 重さ約2.4kg
- 風に強い
調味料ハサミ
ひとつあると便利なのが調理用ハサミです。お肉や葉っぱ系の野菜などは包丁を使わなくても良いですし、子供にもお手伝いができますのでおすすめです。
このヘンケルスのキッチンバサミはまず錆びることがなく、硬いものでもまた柔らかいお肉などもスパッと切れるので、切っていて気持ちがいいです。
- 刃:ステンレス鋼、マイクロエッジング加工
- サイズ:20.6×8.3×1.3cm
- カニなど硬いものにも使える用途多彩な万能タイプ
災害時あると便利なキャンプ用品
絶対必要とは言いませんが災害時あってもよいキャンプ用品です。
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テント&グランドシート
テントを探す場合は次をポイントから探してみて下さい。
- 簡単に設営できるシンプルさ
- テント内の快適さ
- 風や雨でもへっちゃらな耐久性
- テントの出入り口の前室が設けてある
下のブログで詳しく説明しています。
【ブログ紹介】 |
他にもテントの下に敷くグランドシートとテント内に敷くインナーシートが必要となります。グラントシートは下から侵入してくる地面からの湿気や雨水を防ぎます。また、インナーシートは地面のでこぼこを和らげますので、セットで購入することをおすすめします。
- サイズ:使用時/約300×300×185(h)cm
- 耐水圧:約2000mm
- 定員:4~6人
また、テントを購入すると付属として、ペグやハンマー、ロープが入っていますが、ペグやハンマーはプラスチックのため、壊れやすく、もし余裕があればプラスして鍛造ペグを持っていくこともおすすめします。
【ブログ紹介】 |
タープ
テントを寝室とみなすとタープはリビングになります。最近では、ツールームテント(テント内に寝室とリビングがセット)多くキャンプサイトで見かけますが、タープもひとつあると良いです。
とくに雨が降っているときの設営や撤収には、タープ内で作業が出くるのでメリットです。
- サイズ:使用時/約460×435×高さ230cm
- 耐水圧:約1500mm
- クロスポールで簡単設営
テーブル
食事をするときに必要なテーブルです。基本は大人4人が座れる大きさが主流です。すぐに組み立てられコンパクトにしまえることができますので、普段、押し入れにしまっていても邪魔になりません。
また足を短くすることで、シートを敷いて床に座って食べることも出来ますので、キャンプ以外にもピクニックや小学校の運動会にも重宝されます。
- サイズ:テーブル/約80×70×高さ65cm
- ベンチ/約78×25×高さ35cm
【ブログ紹介】詳しくアウトドアテーブルを知りたい方へ |
クッカーセット
鍋やフライパンのセットの調理器具です。
ここで重要なポイントはご飯を炊くことが出来るライスクッカーがあることです。特に炊飯ジャーに慣れている私たちからしてみれば、ライスクッカーがあってもうまく炊くことが難しいのが正直です。
そんな悩みをこのユニフレームのライスクッカーは次の通りクリアにしてくれます。
誰でもカンタンにご飯が炊けるライスクッカーDX/目盛りに合わせて水加減をして、火にかけます。 湯気が出て、フタが「カタカタ」と動きだしたら、動きが止まらない程度に火を弱めます。 動きが止まり、湯気が出なくなったら火を止め、フタを閉じたまま、5分ほど蒸らせばできあがり。
Amazonの商品説明より引用
毎日ご飯を食べたい方には是非ともライスクッカーがセットになったクッカーセットをおすすめします。
ちなみに、私の場合ははんごう炊飯で炊いています。
ヘッドライト
避難時は出来るだけ両手が開けられる方が良くヘッドライトの出番です。
ポータブル充電器(ソーラーパネル)
高価ではありますが、災害グッツのほとんどがUSBでの充電が多く、また災害時スマートフォンの充電は必須ですので、ひとつあっても良いかと思います。
ダッチオーブン
ダッチオーブンは素人ではちょっとと思うかもしれません。ただし素人でも簡単でおすすめしたいのがSOTOのステンレスダッチオーブンです。
ダッチオーブンはメンテナンスが面倒で、作った料理をそのまま入れておくことが出来ないのが難点と言われていますが、これはステンレス加工の為メンテナンスフリーで、料理を入れておいていても問題ありません。
また、キャンプ以外でも普段の料理にも普通に使えます。我が家では、カレーやシチューに鍋物など常に使っていますので、キャンプだけに購入するのであれば高価ですが、災害時も含め一年中使うと考えれ決して高くはありません。
我が家でも10年以上このSOTOステンレスダッチオーブンを使っていますが、全く壊れる気配がありません。
- 本体サイズ:幅31×奥行22.6×高さ12.5cm
- 重量:3.5kg
- 材質:ステンレス(底網:ステンレス)
- 満水容量:2.6L
- サイズ:内径20.6×深さ9.0cm
SOTOのダッチオーブンをもっと知りたい方は、詳しく紹介していますのでご覧ください。
【ブログ紹介】 |
せっかくなのでキャンプをしてみよう
キャンプは自然のなかで生活していきます。いつもの便利な環境とは違い、夜は暗く、天候が急に変わることもあるかもしれません。不便を楽しむことも重要でキャンプでの体験を通して災害時も慌てずに対応することができます。
【ブログ紹介】 |
まとめ
災害のためだけに買うのはとてももったいないように思いますが、キャンプ用品として購入するのであれば少しは買いたくなると思います。ただ、キャンプ用品は欲しくなると止まらなくなり、コレクション性が強くなります。特に男性はその傾向が強く、キャンプへ行くとノーブランドで恥ずかしさを感じ、そこからキャンプ用品が非常に欲しくなります。
初めは最低限必要なキャンプ用品だけをそろえておけばよく、購入する場合は、災害用や普段使用からそろえていければ、キャンプ用品への愛着も強まります。
決してキャンプの為だけにキャンプ用品をそろえることのないようにしてください。
最後に、キャンプ初心者がどんなグッツをそろえればよいかわかりやすく紹介してくれる「Amazonキャンプ初心者ストア」をご覧ください。
それではまた!
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